事業内容

研究開発

先のニーズを読む「おいしい野菜の研究」。

 中原採種場の品種開発は、「病害虫に強く育てやすい」「安定した収量」「おいしくて健康的」といった、生産者と消費者の双方に応えることを目指しています。
 近年では、気候変動や農薬使用量の削減、加工・業務用ニーズの高まりを背景に、品種に求められる特性が多様化しています。
 流通や調理の効率を意識した“生産性や機能性”への関心も高まるなか、私たちは日々、より実用的で価値ある品種の開発に取り組んでいます。
 福岡市城南区の油山研究農場では、耐病性や省力栽培性、食味の向上をめざし、日々品種の改良や選抜に取り組んでいます。新品種の開発には約10年の歳月を要するため、全国の市場や生産現場から継続的に情報を収集し、数年先を見据えた育種を行っています。 また、博多野菜や九州の地野菜など、地域に根ざした伝統野菜の保存と普及活動にも力を入れ、食文化の承継にも貢献しています。
 さらに、次世代を担う子供達に“食”と“農業”の大切さを知ってもらう『食育推進プロジェクト』の活動にも取り組んでいます。

安心して育てられ、食べてうれしい。
そんな“信頼の種子”を届けるために、私たちはこれからも着実に歩みを進めていきます。

中原採種場 中原採種場

海外事業

日本の種子を、世界の農業へ。

 中原採種場は、中国、韓国、台湾などのアジアと、アメリカや南米、ヨーロッパに所在する約12カ国の委託圃場と連携し、現地の環境に適した高品質な種子を供給しています。
 肥沃な土壌と安定した気候のもとで採種されたタネは、徹底した品質管理を経て、世界中の農業現場へ届けられています。
 なかでも、中国・山東省にある「青島昌農種苗有限公司」は、研究施設やハウスを備えた広大な農場を有し、現地ニーズに合った品種開発と供給の拠点として重要な役割を担っています。
 変化し続けるグローバル市場に対応しながら、高品質な種子を世界へ安定的に届けること。それが、私たちの使命です。

中原採種場 中原採種場

西日本タネセンター

“つくる”を、地域と未来のために。

 近年、海外依存の高い種子生産において、為替変動や気候変動、地政学的リスクなどによる不安定さが課題となっています。
 日本では採種の時期と梅雨が重なることから、品質の維持が難しく、国産種子の生産体制が長らく課題となっていました。
 そこで中原採種場は、「西日本タネセンター」を設立。天候の影響を受けにくいハウス施設内で安定した種子生産を行い、高品質なジャパンクオリティ種子を実現しています。
 また、地元農家への採種委託や技術指導も進めており、地域の農地活用や農業所得の向上、技術継承など、地域経済にも貢献しています。
 “安全で高品質な国産種子”の安定供給を通じて、地域と未来の農業を支えてまいります。

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